相差の伝統神事 獅子舞神事
神明神社石神さんです。
本日は、相差町で毎年正月に行われる神事についてのご案内です。
相差町では毎年1月5日に、早朝から夜にかけて舞い踊る獅子舞神事が催されております。「ヤーホーハー」の掛け声で相差町中を練り歩く様子は数百年の歴史を誇ります。祭りには当番の組から獅子役の青年3人、天狗役の少年2人、お囃子の笛3人が選ばれています。
神事に使われる獅子頭を調査しましたところ、なんと戦国時代より近世初頭までの作と推定され、最も古ければ今から550年も前の作品なのだとか。そんな貴重な品を使用したお祭り、歴史ファンの方にはたまらないロマンではないでしょうか。
お祭りは当日の早朝6時半ごろより、神明神社にて祈祷が行われるところから始まります。
その後7時頃に神社を出発、そのまま一行は夜まで町内を練り歩きます。この様子はどなたでもご覧になることができますので、1月5日に相差町へお越しのお客様はぜひ、「ヤーホーハー」の掛け声やお囃子の笛の音を頼りに探してみてくださいね。
その掛け声「ヤーホーハー」ですが、こちらにも意味があり、「ヤー(家)ホー(宝)ハー(波)」と、家々が栄えることを祈っているのだとか。大きな掛け声が場で一体となる空気は圧巻!見ているだけのつもりが、思わず声を出して参加してしてしまう…なんてことも。
お祭りのクライマックスは夜8時ごろからの神明神社境内での舞。夜の暗闇の中、舞が行われる様子はとても神々しく、またご本殿に移っての最後の舞にはそこにいる皆で感動を分かち合えるでしょう。
長い伝統を誇る獅子舞神事、ご都合合わせの上、ご覧になっていただければいかがでしょうか。
※2021年1月5日の獅子舞神事につきましては、開催自体は行う方向で準備が進められておりますが、練り込みに関しましては現在協議中です。新型コロナウイルス感染症の感染状態によって、今後の対応を検討してまいります。内容が決定いたしましたら再度お知らせいたします。
夜、神明神社に戻ってきた時の様子。提灯の明かりがとても幻想的です。
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